黒崎半島のさらに先端には、高さ45メートルの海食崖の玄武岩があります。自然の波浪によって形成され、猿の表情をしている様に見えることから猿岩と呼ばれています。 壱岐島誕生の神話によれば、神様が”この島が流されてしまわない様に”と八本の柱を立てて繋いだとのことです。 その八本のうちの一つがこの猿岩です。 駐車場脇にはアンテナショップ「お猿のかご屋」もあります。
塩樽海水浴場(しおたるかいすいよくじょう)と、子水浜海水浴場(こみずはまかいすいよくじょう)という隣り合った2つのビーチをツインズビーチと呼びます。 ビーチが西を向いて砂浜となっているので、天候条件が良ければ夕方はサンセットを望めます。 塩樽海水浴場のシーズン中は海の家があり、ジェットスキー、シーカヤック、バナナボート、マリンジェットなどを楽しむことが出来るスポットです。 小水浜海水浴場は遠浅で非常に穏やかなビーチの為、家族連れや団体利用の方に人気です。
岳の辻は壱岐島で一番高い山であり、標高は212.8メートル。 見た目には山というよりも丘に近いです。 展望台から壱岐全島を眺めることが出来る上に、対馬や佐賀の呼子方面まで見渡せます。
アイランド壹岐2号館から車で約30分強のところに、壱岐イルカパークがあります。 こちらではイルカショーを見たり、イルカに餌をあげたりすることができます。 その時にイルカの芸を見ることができるのですが、ジャンプやヒレを使った立ち泳ぎ、投げ輪を使った芸などイルカの多才ぶりに驚かされます。 イルカの餌やりの時間は決まっている為、事前にご確認をお忘れなく。
1700年を超す歴史ある温泉地であり、壱岐随一の温泉街となっています。 外傷に効果が高いことで有名な湯治場です。島の海岸部の多くが国定公園で、とくに温泉が湧く一帯は湯ノ本湾に面する絶景地です。
1591年(天正19年)豊臣秀吉の朝鮮出兵にそなえて平戸藩主松浦鎮信に命じて築城させたものです。一の門と二の門の間にあった枡形と、その左右の石垣が現存しています。 周辺は城山公園として整備され、豊臣秀吉が夢見た足跡を辿る観光客が訪れています。
壱岐が誇る日本快水浴場100選にも数えられる筒城浜は、透明度が高いエメラルドグリーンの海水浴場です。 約600m続く砂浜は、夏には多数の海水浴客で賑わいを見せます。 隣には築城浜ふれあい広場があり、キャンプ場、バーベキュー広場、テニスコートといった施設が整っています。 壱岐の夏の中心は築城浜にあります。
明治から昭和にかけて、日本の電力の普及と振興に努めた松永安左エ門の生家跡。 生前愛用した所持品や文書などが展示されており、「日本の電気王」「電力の鬼」と称された松永氏の偉業を知ることができます。 石畳の閑静な庭には、松永氏が明治42年に設立した福岡市電の電車があり、目をひきます。 石田町ふるさと資料館も併設されています。
工房如月では、シーグラスを使った体験型の工芸が行われています。 壱岐の美しいビーチから採れたシーグラスはたいへん彩鮮やかで、シーキャンドルやランプ、アクセサリーなどを作ることが出来ます。 壱岐の人気スポットとなっていますので、観光を予定されている方は予約をされてください。
壱岐は、中国の歴史書 ”魏志倭人伝” で「一支国(いきこく)」と記載されています。 壱岐では当時を連想させる貴重な資料が多数出土しており、それらを展示しているのが一支国博物館です。 建築家、故黒川紀章氏がデザインを手掛けており、屋根には天然芝が敷かれています。 展示資料は約2,000点あり、そのうち100点の実物資料に触ることが出来ます。 実際に展示物を触ることができる博物館は、全国的にも非常に珍しいものとなっています。
壱岐島で二番目に高い山「男岳山 (おんだけさん)」の頂上付近に男岳神社があります。 長い間立ち入ることが禁止されていた霊山ですが、現在は登山道が一般に開放されていて、自由にお参りできます。 こちらの神社では、社を一周する様に「石猿」が無数に配置されています。その数は230体を超えるとのことですが、なぜか数える度に数が合わなくなるといいます。 拝殿横に祀られたご神体の周りでは、コンパスが正常に動かなくなる現象が起きます。全国的にも有名なパワースポットとして知られています。
小島神社は小枝すら持ち帰ることが許されない島全体が神域です。 干潮時は参道が現れ、満潮時は島となります。 その様子はまさに壱岐のモンサンミッシェルで、近年パワースポットとして注目されています。 渡れる時間が限られますので、観光される方は事前にご相談ください。